Web サイトを閲覧しただけでマルウェアに感染する攻撃手法をモバイルでも発見
本レポートは、アンラボコリアより発表された内容を翻訳したものです。
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アンドロイドスマートフォンで Web サイトを閲覧しただけでランサムウェアに感染した事例が5月にアメリカで発見された。
このように Web サイトを閲覧するだけでマルウェアに感染する攻撃手法を 「ドライブ・バイ・ダウンロード (Drive-by-Download)」 という。
今回の攻撃には2015年7月にイタリアのハッキング・チーム社から漏えいしたアンドロイド旧バージョンの脆弱性が使用されたと推定される。
アンドロイド4.0~4.3バージョンに2つ以上の致命的な脆弱性が含まれており、その1つが攻撃者に無制限ルート(root) 権限を与える 「Towelroot」 脆弱性である。
これまでドライブ・バイ・ダウンロード攻撃は主に PC を標的にして行われていたが、今回モバイルでもドライブ・バイ・ダウンロード攻撃が行われ、セキュリティ業界は懸念を示している。
ここ数年、アンドロイドスマートフォンでソーシャルエンジニアリング手法を利用して悪性アプリのダウンロードを誘導する攻撃が多発しているが、この攻撃の場合、ユーザーがリンクを実行して APK ファイルをインストールする必要があるため、提供元不明アプリのインストールを許可しないように設定をすることである程度攻撃を防ぐことが可能であった。
しかし、ユーザーが何もしなくてもマルウェアが実行されるようになったのである。
アンラボ関係者は、「ドライブ・バイ・ダウンロード攻撃は、有名サイトが攻撃された場合マルウェアが非常に速いスピードで流布される恐れがあり、また、ランサムウェア以外のマルウェアだとユーザーが感染したことに気づきにくいため、危険性が高い。」 と説明した。