インターネット接続を妨害するクラッキングツール
本レポートは、アンラボコリアより発表された内容を翻訳したものです。
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最近、一部のPCでInternet Explorer(以下、IE)およびChromeを利用する際に「インターネットに接続できません。」とメッセージが表示され、インターネット接続できない現象が発生している。
アンラボの確認によると、このような現象の大半は、Windows正規品認証を回避する不正なプログラムであるクラッキングツール(Cracking tool)を使用したPCで発生している。
クラッキングツールである「KMSpico」を使用したPCでは、以下の現象が現れる。
1. 「127.0.0.1:8080」にプロキシ設定、またはインターネット接続できない
2. Googleの検索結果が正常な場合と異なる
上記の現象が現れるPCでは、共通して以下のファイルがサービスに登録されていることが確認された。
isupdate.exeファイルがサービスに登録されているため、ユーザーが設定を解除してもPCを再起動した際に同様の設定が再度適用される恐れがある。
また、当該PCでIEのLAN設定を確認すると、プロキシサーバーとして「127.0.0.1」が登録されており、正常なGoogleの検索結果と異なる。

isupdate.exeファイルが削除された後、[図 2]のように設定されている場合、インターネットが正常に動作していないと認識される。supdate.exeが削除されたため、Loopback(127.0.0.1) 8080ポートの要請に応答することができないからである。
正常にインターネットを使用するためには、isupdate.exeファイルの削除後、[図 2]のインターネットオプション > LANの設定 > プロキシの設定のチェックを外さなければならない。

クラッキングツールは今回の事例のように、ユーザーに不便をきたすだけにとどまらず、マルウェアの配布に利用される場合もある。実際に、マルウェア作成者がクラッキングツールにマルウェアを挿入して再配布した場合が多数発見されている。PCを安全に使用するためには、必ず正規版のソフトウェアを使用することを推奨する。
※ V3製品群は、クラッキングツールである「KMSpico」、および「isupdate.exe」ファイルを有害なプログラムとして検知している。
<検知名>
Win-AppCare/Agent.43520.D (2015.07.25.01)
HackTool/Win32.Crack (2015.02.03.02)
※ 有害なプログラムとは
: マルウェアではないが、悪意のある目的で利用されたりユーザーに不便をきたす恐れがあるプログラム(ファイル)を意味する。V3製品では有害なプログラムの検知および遮断の有無を設定することができる。