迷惑メールを送信するマルウェア
本レポートは、アンラボコリアより発表された内容を翻訳したものです。
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最近、迷惑メールを送信するマルウェアが一部の企業で発見され、注意が必要である。
当該マルウェアが実行されると、正常な実行のための関数の復旧を行った後、[図1]のようにマルウェア内部に隠れているPEファイルを復号化する。
[図1] PEファイルの復号化(1回目)
復旧されたPEファイルは、WriteProcessMemory作業を通じてメモリに使用される。
また、当該マルウェアは、[図2]の経路に自らをコピーし、再起動時に再び動作するようにレジストリに登録する。
[図2] ファイルの生成およびレジストリの登録
ファイルの生成が終わると、隠れているPEファイルに対する復号化を再度行う。
[図3] PEファイルの復号化(2回目)
1回目の復号化されたPEファイルはメモリに使用し、2回目の復号化されたPEファイルは、svchost.exeを利用してロードする。
ロード時にはsvchost.exeをSUSPEND TYPEで生成し、GetContextThread、ReadProcessMemory、WriteProcessMemory、SetThreadContext、ResumeThread関数を通じて復号化されたPEコードを上書きする。
[図4] svchost.exeプロセスをSUSPENED TYPEで生成
上記の作業を行うことで、最初のマルウェアが終了しても、svchost.exeに使用されたコードにより、継続的に悪性行為が行われるようになる。
svchost.exeにロードされたマルウェアはC&Cサーバーと通信してコマンドを受け、迷惑メールを送信する役割をする。
この際、パケットは暗号化され、その都度異なるキーが使用される。
[図5] (左)暗号化されたパケット / (右)復号化されたパケット
サーバーから受けるコマンドのうち、現在確認されている内容は[表1]の通りである。

[表1] 確認されたコマンド
当該マルウェアは、メモリにロード・実行されるため、最初のマルウェアを削除しても、感染症状が継続的に現れる場合がある。
特定のPCから急に異常なSMTPパケットが発生した場合は、迷惑メールを送信するマルウェアに感染している恐れがあるため、確認が必要である。
■ AhnLabのV3製品群では、次のように検知・駆除することが可能である。
Dropper/Win32.Zbot (AhnLab, 2014.09.18.00)