[セキュリティブログ] アプリを使用する時は注意を忘れずに!
ここ数年間、Android スマートフォンの爆発的な普及に伴い、Android マルウェア数も同様に増加しています。最近、ユーザーの不注意により金銭的被害をもたらす事例が発生しましたので、ご紹介します。

[図1] アプリのアイコン
このアプリは、Google Play (Android 公式マーケット) に登録されているアプリで、ユーザーのスマホの住所録や Facebook に保存されている友達や知り合いの誕生日を収集してユーザーにお知らせする、という機能をもつアプリです。

[図2] アプリの実行画面
上図で [Import from Contacts] をタップして実行すると、スマホに保存されている電話番号のチェックリストが表示されます。チェックボックスにチェックを入れたままの状態で [Import Birthdays via SMS] をタップすると、上図のような確認ウィンドウが表示され、ユーザーに下図のような SMS を送信します。

[図3] ユーザーに送信するSMS の内容
上図のメッセージを受信したユーザーがこの URL をタップすると、スマートフォンではアプリインストールを、パソコンではウェブ経由で誕生日の入力を求められます。メッセージ送信者の住所録に多くの電話番号が保存されている場合、そのすべてに SMS メッセージが送信されるため、ユーザーが意図しない SMS 送信費用が発生する可能性があります。
ユーザーに対し確認ウィンドウを表示し、SMS メッセージを送信する事を知らせた後に SMS メッセージを送信するため、このアプリをマルウェアと区分するのは適当ではありません。但し、V3 Mobile では『スマホユーザーの被害を減らす』という目的があるため、このアプリを「アドウェア」と診断しています。
スマホは、私たちの生活に便利さをもらたすという長所もありますが、反面、スマートフォンの特性上、マルウェアではなくても意図しない金銭的被害を引き起こす可能性もあります。スマホユーザーの方々はアプリを使用する際、格別な注意を払う必要があります。
<V3 Mobile 製品シリーズでの診断名>
Android-Adware/SmsBomber