[セキュリティブログ] 世界の金融圏をターゲットとして顧客情報を収集するマルウェア『Cridex』
世界の金融圏を対象として顧客情報を収集するマルウェア『Cridex』
金融圏に存在するマルウェアは個人情報漏えいや金銭的な被害と直結しているため、クリティカルな課題と言えます。
数週間前、ある銀行サイトをターゲットとして顧客情報の収集を行うマルウェアが発見されました。このマルウェアは、スパムメールに記載されているURLリンクやサイトに挿入された悪性スクリプトを介して流布されます。
このマルウェアに感染すると、
1) 生成されるファイル(下図参照) 
KB[数字8桁].exe ファイルは、そのファイル自身がコピーしたファイルに自動実行登録をします。

他の一つは、ダウンロードされた .exe 実行ファイルを除去するためのBATファイルです。
2) ユーザー情報を収集するためにC&Cサーバーにアクセスします 
このマルウェアは、C&Cサーバーにアクセスするために[explorer.exe]プロセスをフッキングして、応答が届くまでクエリを投げ続けます。
[87.***.**.155]にアクセスした事が確認できます。

3) ターゲットになっている銀行のURLリスト 
この C&Cサーバーにアクセスして感染者のコンピューターから情報を収集、送信します。
ターゲットになっている銀行のドメインは上記リストにある通りです。このリストにアクセスするユーザーの情報およびキャプチャーファイル等を送信します。
4) 診断情報
このマルウェアは、V3製品シリーズでは下記の通り診断します。()内のバージョン以降のバージョンで診断します。
Win32/Autorun.worm.67072.J
(V3, 2012.03.02.03)