コーディング教育では何を学ぶ?
本ニュースリリースは、アンラボコリアより発表された内容を翻訳したものです。
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情報化時代における IT の重要性が高まるにつれ、韓国では2025年からコーディングが小中高の必須科目として指定される見込みである。また、大学の先端技術関連学科では学士、修士、博士課程を11学期で終了できる統合課程が施行される。これにより政府は、人工知能 (AI)、モノのインターネット (IoT) などの先端分野における人材を100万人養成する計画である。
第1次産業革命以降、工業社会が始まり、機械を扱い機械の部品を作るために数字を数えられる人が必要になった。
学校で数学を教え始めたのもこの時からである。しかし、第2次産業革命時代に入ってから数学的知識のみでは産業の発展に限界があるという理由で物理、地球科学などの科学教育に重点を置くようになった。
第3次産業革命時代にはインターネットの登場と発展に伴いグローバル情報化時代に移行したことで、全世界で情報通信と英語教育ブームが起きた。
今は第4次産業革命の時代に入ろうとしている。超高速インターネットの発達により人類は地球の裏側での出来事をほぼリアルタイムで知ることができる超連結社会で暮らしている。ソフトウェアがすべてのものを作動・制御し、実物経済にも大きな影響を及ぼしていることからソフトウェア、すなわちコーディング教育の重要性が注目されている。
「コード」 はプログラミング言語のコマンドであり、「コーディング」 はコードを作成する行為である。
それでは、コーディング教育とは何か? 上手にコードが組めるように手伝うことという説明も間違いではないが、コーディング教育は単にコードを書くことを教えるだけでなく、コンピュテーショナルシンキング (Computational Thinking) を育ててくれる。
コーディング教育では何を学ぶ?
1. Python
コーディング教育と聞くと真っ先に頭に浮かぶ言語は 「Python」 である。Python はプログラミング言語の世界シェア1位である。Python は文法が簡潔で表現構造が人間の思考体系に類似しており、維持補修と管理が容易であることからさまざまな用途で使用しやすい。Python は直感的な構造で理解しやすいため、入門者が最も好む言語である。何より汎用性が高く Web 開発、データ分析、クラウド、人口知能などさまざまな分野で活用されている。
2. C 言語
C 言語は登場してから久しいが、それでもプログラミング言語のシェアランキングで上位5位以内に入る言語である。C言語以後に登場した言語は C 言語を基盤にして作られたため、コンピューター理工学部では C 言語を必須科目として教えている。C 言語は最もマシンに近い言語であり、基本的なプログラム構造が作成でき、ビート操作など精密な作業も可能である。また、単純で速く効率的であることが特徴であり、エンベデッド、機械制御に強みがあり IoT 機器やロボット作業において広く使用されている。
3. Java
Java はオブジェクト指向言語であり、C 言語より易しい。また、ネットワーク機能の実装が容易であるためインターネット環境で積極的に使用される。Java の最大の長所は OS の種類にかかわらずほぼすべてのシステムで実行できる点である。現在のシェアランキングは Python より下であるが、全世界で広く使用されている言語である。
4. ブロックコーディング
ブロックコーディングはレゴを組み立てるようにブロックの形をしたコードを連結してより優しく面白くコーディングが学べるように作られたプログラムである。代表的なブロックコーディングとして Entry と Scratch がある。現在韓国の小学5年生の教育課程に含まれているコーディング科目ではほとんど Entry を教えている。
韓国政府におけるデジタル人材養成案
前述したとおり、2025年から小学校と中学校でコーディング教育が義務化される見込みである。大学の場合は、入学から5年6か月 (11学期) で先端分野学科で博士号まで取得できる学士・修士・博士統合課程が今年から導入される。政府はこの政策を行うことで先端分野における人材を100万人養成する計画である。
政府がこのようなデジタル人材養成案を出した理由は、産業現場での需要に比べ人材が著しく不足しているからである。したがって、小学校には情報選択科目を導入し、中学校と高校には開設科目を増やす。授業時数も2025年には小学校で34時間、中学校で68時間以上に拡大される。
小学校と中学校では学生の学習レベルに応じた体験および探究中心のコーディング教育を義務化し、高校では学生の進路と適正を考慮して単位制の多様なコーディング科目を新設する。コーディング教育、AI などのデジタル新技術分野のために大学と研究所、デジタル問題解決センターなどと連携して放課後授業も拡大する。
政府は、昨年から英才学校、科学高校の学生を対象にソフトウェア・人工知能特化教育課程をテスト運営している。2025年までに英才学級を70個に拡大して運営する方針である。
ソフトウェア・人工知能特化教育課程は2022年に2つの学校から始まり、2025年には14つの学校に拡大される。共通課程に人工知能マシンラーニング (ML)、データ科学など最新の人工知能科目が編成される予定である。一般高校に通う学生でもソフトウェア・AI分野に才能がある場合は英才学校や科学高校で実施される深化課程をオンラインまたはオフラインで受講することができる。さらに、特性化高校のうち、デジタル力量を備えた核心人材を養成する学校はマイスター高校として指定される。現在6つの学校を運営中であり、圏域ごとに1~2つの学校を運営するのが目標である。
教育部によると、韓国では今年から2026年まで修士・博士12万8000人をはじめとする約74万人のデジタル人材が必要になると推定されている。該当する部門は、人工知能、クラウド、メタバース、モノのインターネット、5G、 6G、ビックデータ、ソフトウェアなど8つの部門である。これらの部門で人材を養成する規模は昨年基準で年間約9万9000人であり、 このままでは2026年には必要な人材が約25万人不足する状況になることが予想される。
政府はこのような不均衡を解消するため、修士以上のデジタル人材を集中的に養成する計画である。
学校の裁量に応じて総履修単位は減らし、試験や論文などの評価を強化する方案が施行される予定である。