Internet Explorer 脆弱性を利用したファイルレスマルウェアに注意
本レポートは、アンラボコリアより発表された内容を翻訳したものです。
---------------------------------------------------------------------------------------------
Internet Explorer (以下 IE) 脆弱性を利用したファイルレス方式のマルウェアが再び流布され、注意が必要である。
アンラボセキュリティ対応センター (AhnLab Security Emergency response Center、以下 ASEC) は、IE の 「スクリプトエンジンのメモリ破損の脆弱性 (CVE-2019-1367)」 を利用したファイルレス方式のマルウェアを確認した。
当該マルウェアに感染すると、メモリ破損、権限の搾取、システム制御などの被害が発生する恐れがある。
セキュリティパッチが適用されていないシステムに当該マルウェアが流入されると、シェルコードが感染 PC のメモリ領域で動作し、実行中のプロセスと OS バージョンなどを確認する。また、特定のパスにマルウェアを追加でダウンロードして悪意ある行為を遂行する。このマルウェアが利用する脆弱性に影響されるバージョンは、IE 9、10のみならず、最新バージョンである IE 11 も含まれる。
現在 V3 製品では、当該マルウェアをビヘイビア (行為) ベースエンジンのファイルレス攻撃検知技術により遮断しており、検知した場合は、ユーザーに詳細情報が記されたウィンドウを表示する。
最新バージョンのエンジンが適用されている V3 を使用中である場合は、上記脆弱性を利用したリモートコード実行攻撃を防止することができる。
<V3 製品群における診断名>
- Malware/MDP.Exploit.M2718
- Exploit/JS.CVE-2019-1367.S1073
他にも、マイクロソフト社が提供する対応ガイドを参考にして手動で対策することもできる。
▶ マイクロソフト社のセキュリティパッチおよび対応ガイド
https://portal.msrc.microsoft.com/ja-jp/security-guidance/advisory/CVE-2019-1367