動画を見ただけなのに、PC リソースが仮想通貨の採掘に使用されていた?
最近、正常な動画プラットフォームサービスサイトで、ユーザー PC のリソースを使用して仮想通貨を採掘する事例が確認された。

ユーザーが動画を再生すると、ブラウザマイニング (Browser Mining)* 方式で仮想通貨採掘スクリプトが動作し、ユーザー PC リソースを使用して仮想通貨を採掘する。
*ブラウザマイニング
Web ブラウザを利用して仮想通貨を採掘する手法。採掘関連の JavaScript が存在する Web サイトにユーザーがアクセスすると、ユーザー Web ブラウザリソースを使用して仮想通貨を採掘する。
今回発見された事例の特長は、採掘スクリプトが Web サイトや書き込みページではなく、動画自体に適用されているところである。すなわち、動画をホスティングするサーバーにブラウザマイニングが適用されており、ユーザーが動画を再生すると仮想通貨採掘スクリプトが動作し、採掘が行われる。
[図 1] 動画に適用されている仮想通貨採掘スクリプト
ユーザーが動画を視聴する間、[図 2] のように CPU 使用量が急増する。

[図 2] 仮想通貨採掘による CPU 使用量の増加
動画配信サービスサイトには、ユーザー PC のCPU を使用して仮想通貨の採掘を行うという旨のメッセージが掲載されていた。

[図 3] 動画配信サイトに掲載されていた案内メッセージ
しかし、案内メッセージを読まずに同意してしまうユーザーが多く、実際にほとんどのユーザーは仮想通貨の採掘に気付かずに動画を視聴していた。