[セキュリティブログ] インストール画面、チェックを怠らずに
しかし、私たちが通常使用しているプログラムをインストールする過程を考えてみると、不必要なプログラムのインストールを事前予防できる事に気付きます。無料プログラムの場合、インストールする前に「追加プログラムインストール同意」するかしないかを問われるウィンドウが表示されます。
一般的に無料配布されるプログラムは、プログラム内に広告を露出して製作費用を捻出します。また、特定の企業で製作費をサポートする代わりに開発したプログラム内に後援企業のプログラムをインストールできるようにする方法を使用することもあります。
このようなプログラムは、プログラムのインストールプロセスのなかでユーザーの同意を得てからインストールを開始する、という流れになっていますが、大多数のユーザーは詳細を読まずにただ[次へ]をクリックしてインストールする傾向があります。
1. 断片化されたファイルだけをデフラグする『Aus****** DiskDefrag』
このプログラムは無料配布されているデフラグソフトで、インストール過程を細かくみていくと次のような画面がみつかります。

[図 1-1] プログラムをインストールしている時に表示されたプログラムインストール同意画面
よくみるとチェックボックスが2つあることが分かります。一つは、ツールバープログラムのインストール同意確認用で、二つ目はインターネットのスタートページを変更しますか、という設問です。この内容をしっかり読まずに[次へ]をクリックすると次のようなツールバープログラムがインストールされ、インターネットのスタートページが変更された事が確認できます。もちろん、チェックボックスのチェックを外せば「同意しない」事になり、このツールバーはインストールされることも、スタートページが変更されることもありません。

[図1-2] ツールバーおよびスタートページ変更後
2. P2P ファイル共有プログラム『u****ent』
このプログラムは、最近のファイル共有用途として使われている P2P プログラムのなかで最も広く使われているプログラムです。これは、インストールした後、シードファイルを実行させてファイル共有ネットワークに参加する、という流れで動作します。
プログラムインストール中、無料でMP3ファイルをダウンロードするよう誘導するウィンドウが表示されますが、この同意部分のチェックを外さずに[次へ]をクリックするとプログラムインストール終了後に、このMP3の音楽ファイルをダウンロードする事になります。

[図 1-3] インストール終了後、無料 MP3 ファイルのダウンロード同意確認画面
事例1と同様、ツールバープログラムとスタートページを変更するメニューが表示される

[図 1-4] プログラムをインストールする過程で表示されるツールバープログラムのインストール同意確認画面
この部分のチェックを外さないままインストールすると、ツールバープログラムはインストールされ、ホームページも変更される事が確認できます。

[図 1-5] ツールバーおよびスタートページ変更結果
このように有名な無料プログラム経由で合法的に広告プログラムがインストールされるケースもありますので、何よりもユーザーの注意が重要になってきます。有名な無料プログラムの特長は、広告プログラムのインストールについてユーザーに直接同意を求め、同意するかしないかを選択する部分が目につきやすい位置にある、という点です。
従って、このような広告プログラムのインストールを望まない場合、インストールプロセスを細かくチェックし、同意部分のチェックを外すことなどに常に注意を払う慎重さが必要です。