[セキュリティブログ] zsone Android マルウェアの亜種発見
2011 年、Google Android マーケットに登録され配布された zsone Android マルウェアの亜種が今回発見されました。このマルウェアは以前と同様、有料 SMS を送信する機能を保有しています。
アプリのインストール画面で SMS 受信および発信権限を求めており、このアプリが発信権限を悪用する事が予測できます。インストール完了後にアプリを実行すると、「Hello!」 という文字が表示されます。

[図1] アプリインストール画面
APK ファイル内部には [libhello-jni.so] というタイトルのライブラリファイルがあります。

[図2] APK ファイルに含まれている [libhello-jni.so] ライブラリ
このマルウェアのデコンパイルコードをみると、[libhello-jni.so] ライブラリをロードするルーティンを確認できます。

[図3] [hello-jni.so] ライブラリロードルーティン
[libhello-jni.so] ライブラリ内には、SMS 送信機能が在ります。

[図4] [libhello-jni.so] ライブラリ
追加でデコンパイルされたコードをみると、「10086」、「1066185829」という番号から送信されたSMS を受信した時、abortBroadcast() 関数を利用して他のレシーバーにブロードキャスティングされることを防いでいる事がわかります。
このような SMS メッセージの遮断および盗難機能は、ネイティブライブラリにはありません。

[図5] デコンパイルコード
<V3 Mobile 製品シリーズでの診断名>
Android-Trojan/SmsRaden
Android-Trojan/SmsRaden.B